「イカゲーム」の大当たりで…OTTの「Kコンテンツ投資競争」火が付く



オンラインビデオサービス(OTT)の米ネットフリックスが200億ウォンをかけて独自に製作した『イカゲーム』が世界的な人気を集め、「Kコンテンツ(韓国コンテンツ)」の確保合戦が繰り広げられている。まもなく後発走者として来月に国内でサービスが始まるDisney+(ディズニープラス)は、「国内クリエーターと米国ディズニーの製作陣を結びつけるプログラム」を始めるとし、投資に積極的だ。一作あたりの制作費が100億ウォンをはるかに超えるハリウッド製ドラマに比べ、製作コストは少ないながらも世界的な興行要素を兼ね備えた「カソンビ(価性比/価格対性能比」投資だからだ。危機感を感じた国内のOTT各社も、海外OTTに比べて零細な資本だが、大規模な投資を通じてKコンテンツの確保に積極的に乗り出す姿だ。

ウォルト・ディズニー・カンパニーコリアは14日、メディアデーを開いて「ローカルコンテンツ」と「パートナーシップ」を強調し、国内のコンテンツ市場に対する大規模な投資を予告した。このことから、ディズニーは「APACクリエイティブ・エクスペリエンス・プログラム」の発足を発表した。韓国をはじめとするアジア・太平洋地域の数百人のクリエイターたちと、ディズニーの監督・コンテンツ製作者を直接結びつける最初の政策だ。

国内の各OTTも慌ただしく動いている。ネットフリックスに続いて国内OTTの2位事業者であるウェーブ(wavve)は、2025年までに1兆ウォン(年平均2000億ウォン)を投資する計画だ。今年の上半期だけで863億ウォンを投資したが、独自製作に25%(218億ウォン)をつぎ込んだ。ウェーブ側の関係者は「今年だけでオリジナルコンテンツの確保に1000億ウォンを投資する予定だ」と明らかにした。さいきん人気の高いドラマ『黒い太陽』が、ウェーブが投資した代表的なオリジナルコンテンツだ。 3位事業者であるティービング(TVING)も2023年までに4000億ウォン(年平均1300億ウォン)を投資して、1年に約30編のオリジナルコンテンツを確保する予定だ。現在、人気ウェブトゥーンをドラマ化した『ユミの細胞たち』が人気を集めている。去る8月に分社したOTTプラットフォームのKTのシーズン(SEEZN)も、確保した180編あまりのオリジナルコンテンツの視聴回数と視聴時間が2倍に増えて鼓舞的だ。

もちろん国内OTTの投資額は会社ごとに年間1000億~2000億ウォン規模であり、ネットフリックス(今年は年間5500億ウォン)に比べて少ないことは事実だ。昨年の売上げもネットフリックスの29兆ウォンやディズニー77兆ウォンに比べると、国内OTTのウェーブは1802億ウォンであるほど微々たるものだ。世界的なOTTと比較して資金力が零細な国内OTTが年間1000億ウォン以上の投資を計画して実施すること自体が、国内コンテンツ市場の拡大と生産環境の変化に肯定的だというのが業界の言いだ。
  • 毎日経済 | ナ・ヒョンジュン記者/ウ・スミン記者
  • 入力 2021-10-14 21:05:38