仁川、オミクロン拡散で感染の懸念ひろがる…「私も?」



  • コロナ19の変異ウイルス「オミクロン株」の拡散に対する恐怖が広がっているなかで去る3日、仁川のある大規模な教会付近の選別診療所で検査を受けるために住民たちが待機している。 [キム・ホヨン記者]



コロナ19の変異ウイルスである「オミクロン」が国内に流入して急速に拡散する兆しが見られ、確定者は果たしてどんな症状を経験しているのか愁眉の関心事として浮上した。オミクロンの確定あるいは疑われる患者らの世話をしている仁川医療院では、現在までに懸念するほどの症状者は現れていないことが確認された。国内初の感染者らは、一週間以上の大部分を一般的な風邪と同様の症状を見せているということだ。

仁川医療院のチョ・スンヨン院長は去る3日、毎日経済新聞との電話通話で「オミクロン感染者の場合、体のだるさと喉が熱い程度の症状を見せている」とし、「一般的な風邪に似た症状」だと語る。チョ院長はまた「オミクロンの確認者の胸部エックス線も大丈夫で、症状も一般的な風邪でみんな類似している」とし、「オミクロン変異ウイルスに関する具体的な情報が出てこそより正確に分かるだろうが、現在としては非常に軽い症状を共通して見せている」と語った。

仁川医療院は仁川地域のコロナ19感染専担病院で、これまで「デルタ」株の確認者を含め、最近になって感染したオミクロン変異株の確定者、あるいはオミクロン変異株の感染を疑う患者の世話をしている。先月25日、オミクロン変異の国内初の確定者である牧師夫婦もここで世話をしている。

チョ院長は「オミクロンの確定者と感染の疑いは、既存のコロナ患者と混ざらないように別々の病室で生活している」とし、「年齢の高い患者には抗体治療剤を一度使用したが、ほかの方は通常のコロナ感染者と同じ方式で治療していて、特別だといほどの措置はなかった」と説明した。

オミクロンの確定者は、先月25日に初めて症状が確認されてから1週間が過ぎたために、これまでの隔離解除指針通りなら退院対象だ。しかし感染者らはまだ仁川医療院に滞在している。チョ院長は「通常はコロナ患者は症状日を基準にして7日が過ぎると退院し、自宅で3日間ほど自家隔離をする」とし、「今回のオミクロン患者も症状確認後7日が過ぎたが、別途に隔離解除の指針が出ていないので入院を維持している」とした。

感染患者が隔離されている間にオミクロンの「n次」感染が現実化しており、大きな懸念を生んでいる。


疾病管理庁中央防衛対策本部によると、牧師夫婦などのオミクロン感染者6人が隔離されるまでに接触した人は少なくとも272人だと把握された。牧師夫婦と関連した密接接触者は去る2日現在で105人だ。飛行機の同乗搭乗客45人も追跡管理の対象だ。

牧師夫婦が初期の疫学調査で嘘をつき、密接接触者名簿から排除されたウズベキスタン国籍地のAさんとAさんの奥さん、奥さんの友人が次々とオミクロン確定判定を受けた。牧師夫婦の10代の息子も前日にオミクロンの確定判定を受け、息子の通う小学校在学生730人が検査を受けている。

特にAさん家族は先月28日、411人が参加した教会の外国人対象プログラムに参加し、居住地である仁川市延壽区ハンバクマウル近くの歯科・マート・食堂を訪問した。したがって仁川地域に高麗人の大多数が集まって暮らすハンバクマウルを中心に、変異株の拡散が懸念されている。該当の教会の担任牧師は前日、自身のフェイスブックに「教会で今回オミクロンの確定者が出た」とし、「このことから迷惑をかけ、仁川地域住民たちに謝罪する」と書いた。

政府はオミクロンの国内流入を遮断するために、すべての入国者を対象に10日間の隔離措置に入った。

施行初日、仁川国際空港の入国者は当惑感を隠せなかった。この日午前、米国から帰国したチェ某さん(旅行会社代表)は「帰国の途に就こうとして、10日間隔離のニュースに接した」とし、「もう少し前に判ったなら…会社の運営がとうぶん混乱するだろう」とため息をついた。タイから帰ってきたパク某さん(74)も隔離措置について、「私は家で休むので大丈夫だが、一緒にタイに行ってきた50代の上の娘は明日すぐにビジネスで人に会わなければならないのに、特別な対策がなくて大変だ」と話した。

政府のオミクロン流入・伝播遮断緊急措置によると、3日の午前0時から16日24時までの2週間、海外から国内に入ってくるすべての内・外国人はコロナ19ワクチン接種の有無にかかわらず10日間隔離しなければならない。

内国人と長期滞在外国人は自家隔離を行い、短期滞在外国人は政府が設けた臨時生活施設で隔離する。自家隔離者は入国前後で3回(入国前と入国1日目そして離脱前)、施設隔立者は4回(入国前・入国当日・5日目・離脱前)の遺伝子増幅(PCR)検査を受けなければならない。これまでは接種を完了し、事業・学術・公益・公務などの目的で入国した場合には隔離免除を受けることができたが、この日からは企業役員やオリンピックなどの参加選手団、上級公務員などに隔離免除対象が限定される。葬儀に出席するための入国は隔離が免除されるが、滞在期間は既存の14日以内から7日以内に減った。

ナイジェリアと南アフリカ共和国、ボツワナ、レソト、ナミビア、モザンビーク、マラウイ、ジンバブエ、エスワティーニなどのアフリカ9カ国から来る短期滞在外国人は入国が禁止される。
  • 毎日経済 | 仁川=チ・ホング記者
  • 入力 2021-12-03 19:36:05