JYPの時価総額ひきあげたTWICEの力とは何か?


9人の少女たちがJYPエンターテイメント(以下、JYP)を「Cheer up」させている。先月JYPがYGエンターテイメントを抑えて時価総額基準で国内2位エンターテイメント社となった力は全体的にTWICEから出ているというのが業界の多数の意見だ。ビルボードは「JYPの市場価値急騰はTWICEの成功に起因する」と記述し、ブルームバーグは「投資者たちがガールズグループTWICEの成功を注視している」と説明した。miss Aの解散と2PMメンバーの入隊予定という否定的なイシューにもJYP株価を引き上げるTWICEのSWAG(Strength, Weakness, Agency, Gain)を分析した。

  • < TWICEジョンヨン(左から)、ジヒョ、ツウィ、ダヒョン、チェヨン、サナ、ナヨン、モモ、ミナ >



1) 強み(Strength):ガールズグループのるつぼ

米国が文化のるつぼであれば、TWICEはガールズグループのるつぼだ。このチームは9人のメンバーのうち4人を外国人で構成し、多国籍を超えて無国籍グループとまで解釈される。TWICEが昨年に日本で嫌韓感情を払拭させ空前のヒットを記録したことにも、日本人メンバーが3人も含まれている構成が大きな役割を果たした。TWICEは昨年K-POP歌手としては6年ぶりにNHK『紅白歌合戦』に出演し、海外女性歌手としてははじめてオリコン年間ランキング3冠王となった。

TWICEはI.O.I、Wanna Oneと同じくテレビオーディション番組(『SIXTEEN』)を通じて、視聴者が直接選んだグループだ。オーディション番組出身グループがメンバー間の調和において弱点を持っていることとは違い、22年の制作・企画の伝統を誇るJYPは各メンバーの強みを溶鉱炉のように溶け込ませたという評価だ。キム・バンヤ音楽評論家は「『可愛い子の隣に可愛い子』と呼ばれる秀でた外見だけでなく、音楽もウェルメイド」だとし「どれも完全なアイドルということはファンにとって自負心を感じさせてくれる要素」だと賞賛した。

2) 弱み(Weakness):MeToo熱風の中で消極的な女性像

2世代ガールズグループたちがセクシー、キューティ、清純、ガールクラッシュなど多様なイメージ変身を試みていることと対照的に、3世代の代表走者TWICEは可愛らしさというキーワードで初志一貫した。「私を優雅にして」(デビュー曲『Like OOH-AHH』)で始まった彼女たちは「友達に会っていてシャイシャイシャイ」(『CHEER UP』)、「こんな私の気持ちも知らずにひどい」(『TT』)で可愛らしい面を強調した歌詞を歌った。最近『Likey』ではこうした傾向が極大化した「BBクリームパパパ」、「リップスティックンマンマ」など子ども番組『ポポポ』の歌詞を連想させる幼児的なコードまで見せた。アイドル専門批評ウェブ「アイドロジー」編集長のミミョ(本名ムン・ヨンミン)は「過去の一般的なアイドルの特徴を脱ぎ捨て、ひとつのカラーだけで押していく戦略が毎回成功している」と評価した。

問題は歌の話者が過度に消極的だという批判が何度も提議されていることにある。「どれだけになっても待っていたい」(『Like OOH-AHH』)、「私もあなたが好き、傷つくかと心配になるけど女性だから理解してくれますように」(『CHEER UP』)、「ただ見つめながら」(『TT』)などTWICEは男女関係を主導するというよりも、受動的な姿で待っている姿を見せてきた。さらにフェミニズムが拡散されたことでTWICEの歌は時代の流れと逆流しているという批判まで受けている。



3) 企画事務所(Agency):TWICEで上昇の勢いつけたJYP、外国人メンバー管理のリスクは未知数

JYPは1999年godを皮切りにこれまで20年間蓄積したアイドル育成ノウハウをTWICEに注ぎ込んだ。Wonder Girls、miss Aが発売した多数のアルバムで成功と失敗を繰り返し、ガールズグループプロデュースノウハウも力強く積み重ねたという評価だ。2016年9月KBS『スケッチブック』に出演したTWICEメンバーたちに、ユ・ヒヨルは「当然うまくいくと思っていた。なぜなら歌から(JYP所属歌手の歌のシグネチャサウンドである)『JYP』を聞くことがなかったから」と話しているが、これは単純なジョークではない。キム・バンヤ評論家は「Wonder Girlsやmiss AなどJYP印のアイドルはとてもはっきりとしたパク・ジニョンのカラーがあった」とし「レトロでセクシーなので誰が見ても『JYPがプロデュースしたアイドルだな』と分かるほど」だと説明した。続けて「TWICEはJYPの未来型アイドルだと言える」と付け加えた。

しかし現在の海外人気の原動力となっている外国人メンバーはいつでもリスクに変化する可能性がある。SMエンターテイメントのボーイズグループEXOが良い例だ。EXOの人気が天の高さを知らないほど上昇していた時期に中国人メンバー4人は突然チームからの脱退を宣言して危機を読んだ。ミミョは「韓国式アイドル育成文化は外国人メンバーが耐えるには多少非民主的で強圧的な部分がある。メンバーたちが育った文化圏が違えば、企画事務所が統制できない部分が広がることになる」と指摘した。



4) 実績(Gain):韓・米・日3カ国のチャート上位圏…新曲の波及力は下降気味

TWICEは2016年以降に発表したシングル・正規アルバムのタイトル曲をデジタル音源チャート1位に引き上げる気炎を履いた。ジーニーミュージックの関係者は「最近のようなデジタル音源市場競争が熾烈なときに異例的な記録」だと評価した。童謡を歌っても1位になりそうだという話が出た背景だ。ミミョは「成功公式を分析することそのものが意味がないほどに持続的に人気を集めている」と話した。

しかし1位累積時間ははっきりと下降曲線を描いていることも分析される。デイリー1位累積日数は『CHEER UP』31日から『Likey』2日まで継続して減っており、最近発売された『Heart Shaker』にて7日と少し増えた。

新曲の波及力が徐々に減っていることには、繰り返されるコンセプトに対する披露度が一定部分反映されたものと見られる。キム・バンヤ評論家は「TWICEの繰り返されるスポーティなリズムと明るいムードのダンス曲、単純な振り付けと可愛いコンセプトは『前回とまた似ている』という印象を与える危険が大きい」とし「長期的には疲労感と既視感として残り、最終的には大衆の関心を落とすことにもなる」と憂慮した。



5) 展望と課題:今後4年内に最高の人気…事務所内の 仲間チームの後押しがキー

TWICEは契約期間がしばらく残っているだけに、今後安定的な成長を記録するものと観測される。エンターテイメント業界担当のハナ金融イ・ギフン研究委員は「今年から本格的に日本コンサート観客集めに入るだろう。3、4年内に最高の人気を得ることになるだろう」と分析した。

しかしTWICEがもっと多様なコンセプトを試みるためには、JYPがポートフォリオを多様化する必要性も提議される。イ・ギフン委員は「JYP株価もTWICEにしたがって暫くは持続して上昇する展望」とし「しかしJYPにはほかのチームの存在が現れておらず、事実上TWICEがJYPそのもの」だと評価した。TWICEがいくつかのカラーを見せて失敗しても、これを補完できるグループの存在が切実だという意味だ。
  • 毎日経済パク・チャンヨン文化部記者 / 写真=JYPエンターテイメント | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-04 10:15:00